トラリピ初心者が知っておきたい設定の考え方!

トラリピを始める時に知っておきたいことは?
タケ
設定次第でリスクも変わってしまうトラリピ。設定する前に考え方をマスターしよう。
もう一人のタケ
元月収10万円のフリーターが鬼投資をしていくブログ。
今回はトラリピの設定についてです。
トラリピはややリスクの高い投資ですが、リスクの高い・低いを決めるのは設定次第。
設定次第ではめちゃくちゃリスクのある投資になりますし、設定次第では長期運用できる投資でもあります。
設定についてどう考えればいいのか?
今回はトラリピ設定の考え方をまとめました。
目次
トラリピの仕組みを超簡単解説
トラリピの仕組みを超簡単に解説します。
107円で買いの注文(1円上がったら決済)を入れていたとしたら、
- 108円→107円:新規注文
- 107円→108円:決済
めちゃくちゃ簡単にしましたが、このような注文を何個も複雑に設定いくのがトラリピです。
仕組み自体はそれほど難しくはないんですが、難しいのはどのように設定してくか。
設定を自分でしていくことが大切になります。
資金は最低30万円以上は欲しい。できれば、100万円ほど
トラリピの運用はできれば、100万円ぐらいあるといいですね。
ただ、私は30万円から始めました。
30万円ぐらいだと本格的な運用ではなく、勉強ぐらいしかできませんが、最低30万円ぐらいは欲しいところです。
30万円以下で運用を始めたい場合は以下の記事がオススメなので、そちらを参考にしてみてください。
【30万円以下で投資を始めたい人は以下から】
最低30万円以上は必要。30万円でも少し少ないぐらい
タケ
本格的な運用を始めていくなら、100万円は欲しい。
もう一人のタケ
トラリピ初心者が設定する時に見ておくべきこと
「この設定を真似してください」とやるのは簡単なんですが、それでやるとほぼ損します。
大事なのは何を見ればいいのか、どのように設定するのか、その設定がどれくらいのリスクなのかをわかって設定することです。
今回は豪ドル/円を例に説明していきます。
過去のチャート
マネースクエアに登録して、トレード画面に移動すると「チャート」が見れます。
まずやる作業はチャートを見ること。豪ドル円の過去のチャートは以下の通りです。

リーマンショック直前から現在までのチャートですが、55.05円と105.370円の間でチャートは推移。
近年は70円以下になることがあまりない状態になっています。
このチャートを確認しつつトラリピ運用試算表を見て、実際に設定を決めていきます。
トラリピ運用試算表
トラリピ運用試算表はマネースクエアに登録しないと見れないんですが、接待前に絶対にやらないといけません。
これを活用できれば、自分で設定を組んでいくことができます。
まずは先ほどの画像の端数を切って、55円〜105円で考えてみましょう。


この2枚の画像がトラリピ試算表です。
55円〜105円で考える場合、まずはそれを半分に分けます。
ちょうど真ん中が80円なので、ここでは55円〜80円で試算しています。
試算表には55.2円と書いてますが、半端になっている理由は・・・
- トラップ値幅を0.400ピッタリにするため
- 63本にした理由→上の理由と同じ。
何度も入力し直して、キリのいいトラップ値幅にする必要があります。
「計算スタート」を押すと勝手に計算してくれますので、いろんな数字を入れて計算してみてください。
トラップ値幅について
トラップ値幅が今回は0.400にしていますが、この数値が少なくなればなるほど、設定が多いということになります。
- トラップ値幅0.100:0.1円ごとにポジション保有
- トラップ値幅0.200:0.2円ごとにポジション保有
- トラップ値幅0.400:0.4円ごとにポジション保有
- トラップ値幅0.800:0.8円ごとにポジション保有
値幅が少ない方がポジションが多くなるので、利益は大きくなりますが、リスクも大きくなります。
必要資金の合計について

今回95万1552円必要となっていますが、この金額がなくても運用はできます。
必要金額の合計=今回試算した85円から50.2円に一気に下落した時に必要な額です。
基本的にはこの額を基準に運用資金を決めます。
ロスカットについて

今回の場合、65.457円を下回るとロスカットです。
なぜ50.2~80円の設定なのに、65.457円でロスカットなのかというと運用予定額を30万円で入力してるから。
運用予定額を100万円にしてみると・・・

53.883円になりました。
必要資金の合計よりも運用予定額の方が多いので、55.2円を下回ったロスカットレートになっています。
試算表はどんどんいじっていいので、いろんな数値を入れて、シミュレーションしていきましょう。
トラリピ試算表はとても大事。これをとにかく使うことが大切。
タケ
いろんな数字を入力して、計算してみよう。見方が理解できるようになることがまずは大事!
もう一人のタケ
トラリピ初心者が知っておきたいリスクの考え方
ここまで試算表を使って、シミュレーションしてきましたが、この設定はリーマンショック級のことが起こった時にロスカットする計算です。
ただ、それほどまでの下落局面になったのはリーマンショック前後だけで、その後は70円〜105円を行ったり来たりしています。(画像参照)

レンジを狭くすればリスクは上がるが資金少なく
レンジを65円〜80円にすると必要資金の合計は39万1552円にまで下がります。

ロスカットレートが上がるので、リスクは上がってきますが、必要資金は下げれます。
また、狭いレンジでトラップ値幅を小さくするとそれだけ仕掛ける本数が増えるので、たくさんのポジションを持てます。
「たくさんポジションを持てる=決済も多くなる」ので、利益も大きくなります。
ただ、ロスカットの可能性は上がります。
そのバランスをどう取るかを自分自身で考えましょう!
リスクを上げる方法・下げる方法
リスクを上げる方法と下げる方法をまとめました。
【リスクを上げる方法】
- トラップ値幅を小さくする
- レンジ幅を小さくする
- ロスカットレートは要確認
【リスクを上げるメリット】
- 少ない資金で利益が得られる
- 利益が大きくなる
【リスクを下げるデメリット】
- ロスカットの危険性が増す
【リスクを下げる方法】
- トラップ値幅を大きくする
- レンジ幅を大きくする
【リスクを下げる方法のメリット】
- ロスカットの危険性を抑えられる
【リスクを下げる方法のデメリット】
- 利益が出にくくなる
トラリピ試算表を活用して、自分の運用方法を決めよう!
試算表は絶対に活用する。見ないで設定を組むのは危険すぎる。
タケ
ロスカットレートや必要資金は把握しておく必要あり。
もう一人のタケ
今の私のトラリピ豪ドル円設定と今後の予定
2019年7月現在の豪ドル円設定は

- 70.2円から85円まで0.4円間隔で買い
- 85.4円から100円まで0.4円間隔で売り
最終的には下は60円、上は110円ぐらいまで広げる予定です。
リーマンショックの際には55円ほどまでに下落していますので、レンジを広くして、リスクを小さくしていく予定です。
まとめ:トラリピ初心者が知っておきたい設定の考え方!
トラリピ初心者が知っておきたい考え方をまとめました。
今回紹介したのは最初の第一歩を踏み出すための考え方です。
最初に始めやすい豪ドルを例にして、開設しましたが、他の通貨でもやり方は一緒です。
トラリピ試算表を活用して、運用設定を組んでみてください!