S&P500だけでつみたてNISAはいいのか?投資先を分析

つみたてNISAでどこに投資したらいいかわからないんだけど、S&P500だけでいいの?
タケ
確かにいろいろ調べてみると、S&P500推しが多いね。その点を記事にまとめたよ。
もう一人のタケ
つみたてNISAはS&P500推しが多いけど、それは本当にいいの!?
「S&P500に連動するインデックスファンドを買うのがいい!」という意見が目立ちますが、本当にそれでいいのでしょうか?
今回はS&P500だけでつみたてNISAはいいのかについてまとめました。
- S&P500だけに投資するのは不安
- 他の投資の方がいいんじゃない?
なんて思う人は最後まで読んでいただけると嬉しいです。
【つみたてNISAの始め方はこちら】
目次
結論:投資額が少ない場合はS&P500だけでいい

結論としては投資額が少ない場合はS&P500に投資するだけで十分です。
- 毎月1万円投資する
- 毎月2万円投資する
このような少額投資の場合はS&P500への投資だけでも十分だと言えるでしょう。
つみたてNISA枠を満額使えるような人の場合は少し分散を考えてもいいですが、基本的にはS&P500への投資で十分かと思います。
その理由をここから詳しく紹介します。
S&P500に投資する理由をここからは見ていくよ。
タケ
基本的にはS&P500への投資だけでOK。
もう一人のタケ
S&P500だけでいいと考える理由
S&P500だけでいいと考える理由は
- 世界の主要企業に投資できるから
- アメリカ「だけ」が落ちるのを想像しづらいから
- S&P500以外の投資=アメリカよりアメリカ以外が成長すると考えることになるから
これらの点について、詳しく見ていきます。
世界の主要企業に投資できるから
S&P500の構成銘柄上位は(2020年地点)
- マイクロソフト
- Apple
- Amazon
これだけでもインパクト抜群ですが、このような世界的な企業に投資できるのがS&P500の魅力です。
世界を代表するような会社がズラリと並んでいるのがS&P500の素晴らしいところで、S&P500に投資するだけで多数の世界的な企業に投資することになります。
これがS&P500に投資する理由の1つです。
S&P500は世界的な企業に投資することができる。
タケ
構成銘柄を見てみると、日本人でも知っているような企業が並んでいるよ。そりゃ強いね。
もう一人のタケ
アメリカだけが落ちるのを想像しづらいから
S&P500以外にも投資するということは分散投資の観点から、アメリカ以外に投資することになると思いますが、アメリカだけが落ちることは想像しづらいです。
- アメリカ以外の投資する→アメリカ以外のパフォーマンスがいい時に効果を発揮
- アメリカだけが落ちる?→アメリカが落ちれば世界的に下落の可能性が高い
結局、分散投資してもアメリカの影響を受けるのは目に見えています。
アメリカだけに投資するよりダメージが大きい可能性すらありますので、S&P500だけで十分だと判断しています。
アメリカが下落すれば、世界的に下落する可能性が高い。
タケ
分散投資しているように見えて、分散投資にならないことが多い。アメリカが下落すれば、イギリスも日本も下落傾向。
もう一人のタケ
S&P500以外の投資=アメリカよりアメリカ以外が成長すると考えることになるから
S&P500以外に投資するということはアメリカよりその他の国の方が成長すると考えることに他なりません。
それは一体どうなのでしょうか?
未来を予測することは難しいですが、アメリカ以上に成長する国を見つけるのは非常に難しいと言わざるを得ません。
- アメリカ以上に成長しそうな国は限られているかない
- それなら、アメリカに投資する方がいい
- S&P500でいい
というのが基本的な考え方です。
アメリカ以上に成長するものを見つけるのは難しい。
タケ
難易度が高い判断はやめて、アメリカに投資しているよ。
もう一人のタケ
S&P500に多く投資して、全世界株式に投資しない理由

分散だけを考えれば、eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)のようなものに投資するのもありのような気がします。
ただ、eMAXIS Slim全世界株式の構成国を見ると・・・
ほとんどがアメリカ。
- アメリカ55.8%
- 日本7.3%
- イギリス4.8%
- フランス3.4%
※ 2020年3月地点
結局ほとんどがアメリカですし、アメリカより日本やイギリスが成長しない限り、このファンドはS&P500を上回らないことになります。
過去の歴史を見ても、その確率は低いので、基本はS&P500への投資で十分です。
何に投資するにしてもアメリカはついて回るし、アメリカ以外の方が成長する確率もこれまでは低い。
タケ
これからのことはわからないけど、S&P500への投資で十分だと考えているよ。
もう一人のタケ
中国中心のインデックスファンドへの投資は?
「オールカントリーじゃなく、今後は中国でしょ!?」
という意見もあるかもしれませんが、eMAXIS Slimシリーズで見ると、中国への投資が多いのはeMAXIS Slim新興国株式インデックスファンド。
このファンドの構成は
- 中国31.9%
- 韓国:12.2%
- 台湾:11.5%
- インド:8.9%
- ブラジル:7.6%
※ 2020年3月地点
このような比率になっていて、中国が仮にこれからさらに成長したとしても、不確定要素の多い国がかなり組み込まれています。
中国中心に投資することはできますが、新興国中心の投資はS&P500に比べて強いとは思いません。
個人の好みの問題もありますが、S&P500に投資するのが優先でしょう。
先進国に投資できるファンドもあるけど、やや安定感に欠ける印象。
タケ
投資判断も難しくなるから、S&P500で十分だというのがタケの考えだよ。
もう一人のタケ
S&P500に長期・積立が中心
私の場合はS&P500以外にも投資しているとは言え、ほとんどがS&P500を中心としたアメリカへの投資です。

【2020年2月末時点。3月はコロナショックで大マイナスです】
自分の場合は「お遊び投資」も入ってますが(投資で遊ぶな笑)、全米株式が中心で、コスト面を考えればeMAXIS Slim米国株式(S&P500)が有力。
基本はアメリカに投資しています。
世界に投資したとしてもアメリカの割合が5割以上なので、つみたてNISAでの投資は9割ぐらいがアメリカ。
「アメリカがダメだったら・・・」なんて考えもありますが、アメリカがダメなら日本はもっとやばいですし、そもそも日本の状況は少子高齢化と経済不安であまりいいものではありません。
「投資はアメリカ」、「貯金は円」という形でバランスを保っています。
円はそもそも持っているし、日本の今後は決していいものとは言えない。
タケ
そう考えるとアメリカへの投資が優先。アメリカ以外の国への投資が少ない理由はここまで書いてきた通りだよ!
もう一人のタケ
まとめ:S&P500だけでつみたてNISAはいい!どちらにしてもアメリカ中心

S&P500だけでつみたてNISAはOKの理由を今回は記事にしました。
その理由をもう一度まとめると
【S&P500への投資理由】
- 世界の主要企業に投資できるから
- アメリカだけが落ちるのを想像しづらいから
- S&P500以外の投資=アメリカよりアメリカ以外が成長すると考えることになるから
なので、つみたてNISAのような少額投資の場合はS&P500への投資で十分。
アメリカ以外に投資する場合はどの国にどの程度の割合で投資するのかしっかり考えて、投資するようにしてくださいね!
【つみたてNISAの始め方はこちら】