長期投資は損切りしない?固定概念にとらわれると危険な理由!

長期投資は損切りしないもの!?
タケ
やり方によっては損切りしないといけないものもあるよ!自分がどんな投資をやっているのかしっかり知ろう!
もう一人のタケ
今回は長期投資の損切りについて解説します。
長期投資をするとは言っても、そのやり方は本当に様々。独自の手法なども最近はかなり登場してきています。
そんな中で今回の記事は
- 長期投資は損切りしなくていいって聞いたけど、本当にそうなの?
- 損切りしなくていい投資の特徴は?
- 損切りしなければならない投資はどんな投資?
というような「損切り」についてまとめましたので、参考にしていただけたら嬉しいです。
長期投資=損切りしないではない
長期投資=損切りしないということではありません。
大事なのは損切りしなきゃいけない投資と損切りしなくてもいい投資を知っておくことです。
- 長期投資でも損切りしなきゃいけない投資がある
- 損切りしなくてもいい長期投資もある
- 自分がどんな投資をしているのか知る
この3つのステップがすごく大事です。
損切りの必要がない投資をしているにも関わらず損切りをしてしまったり、損切りしなきゃいけない投資で損切りできないのが最悪。
自分がどんな特徴の投資をしているのかをしっかり押さえておく必要があります。
自分がどんな投資をしているのか知らないのが一番の問題。
タケ
自分がやっている投資がどんな特徴があるのかをしっかり知っておこう!
もう一人のタケ
損切りしない長期投資=右肩上がりのものに分散投資
損切りしないということは右肩上がりのものに分散投資することになります。
- 長期的に見て成長すると思うものに投資
- 多少の下落があっても、損切りする必要はない
今は世界経済に分散投資するものが出てきていますが、それは今後の世界経済が成長するという予想のもとに投資しています。
- 人口が増え続けている
- 世界経済は今後も成長し続ける(人口増=経済成長)
- 成長する世界経済に投資
- 右肩上がりで成長するはず!
このような理論です。
ロボアドバイザーはこの考え方に基づいて、投資を行っています。
では、具体的に損切りしなくていい投資と損切りしなきゃいけない投資はどんなものがあるのかをここから紹介します。
損切りが必要な投資ほど難易度が高くなる。
タケ
損切りがいらない投資の方が難易度としては簡単です。
もう一人のタケ
損切りしない長期投資
損切りしない長期投資の代表的な例をまずは紹介します。
ロボアドバイザー
ロボアドバイザーは口座にお金を入金するだけで、あとは自動で運用してくれる投資です。
- 成長する世界経済に分散投資する
- 長期投資が基本
- 積立・分散が自動でできる
という特徴があり、毎月コツコツ積み立てていくだけで、損切りをする必要はありません。
マイナスになる局面も出てきますが、それを気にせず淡々と積み立てていくことが大切です。
ロボアドバイザーを始める場合、THEOは1万円で始められるので、気軽に始めやすいです。
参考記事もありますので、そちらもあわせてご覧ください。
【ロボアドバイザー解説記事】
ロボアドバイザーは損切りせずに、長期間続けることに効果がある。
タケ
損切りをしなくていい投資の代表例。だけど、長期投資しないと効果が出ないので、そこが欠点。
もう一人のタケ
つみたてNISA
つみたてNISAで投資信託に長期投資する場合も、損切りは必要ありません。
ロボアドバイザーと同じ考え方で投資しますが、自動でやってくれないのがつみたてNISAです。
- 自分で積み立てる投資信託を決める
- 長期で見て右肩上がりなるものに投資する
- 毎月(あるいは毎日)積み立てる
基本的にはこの手順で投資することができます。
つみたてNISAは国が選定した投資信託の中から、投資できるので、活用しておきたい制度です。
10年〜20年という長期の投資を考えるなら、つみたてNISAも選択肢に入れておきましょう!
- ロボアドバイザー:自動でできるがやや手数料が高い
- つみたてNISA:自力で設定しないといけないが、手数料が安い
【つみたてNISA参考記事】
長期投資を考えているなら、つみたてNISAは活用したい制度。
タケ
国が選定した投資信託の中から選べるよ!
もう一人のタケ
ソーシャルレンディング
半年〜2年ほどの短期で投資したい場合はソーシャルレンディングという投資もあります。
この投資は投資した後は運用終了まで待つだけなので、損切りという概念はありません。
投資したお金を利息付きで返してもらうだけの投資です。
また、少額で投資を行なえる投資なので、始めやすい点がメリット。
- クラウドバンク:1万円から始められる
- 【少額投資】funds:1円から始められる
このように安く始められ、損切りの必要がありません。ソーシャルレンディングに関して詳しくは参考記事もありますので、そちらも参考にしてみてください。
【ソーシャルレンディング参考記事】
ソーシャルレンディングは損切りの必要がない投資(というより、損切りできる仕組みではありません)。貸したお金が返ってくるのを待つイメージ。
タケ
少額で投資できるのが特徴。
もう一人のタケ
損切りした方がいい長期投資
損切りしたほうがいいものは長期投資にも短期投資にもできるものが多いです。
- 個別株投資:短期売買もでき、長期売買もできる
- FX:短期になるが、為替相場の変動の激しさとレバレッジの影響で、損切り必須
損切りが必要な投資でズルズル損切りできずにいると、結果的に大きな損をしてしまう可能性があります。
損切りが必要な投資は中級者・上級者向けの投資と言えるでしょう。
株式投資(個別株)の長期投資
株式投資でも高配当投資や個別株投資などいろんなやり方がありますが、個別株で株価の上下動を狙う投資は損切りの必要があります。
キャピタルゲイン運用益を得るものはほとんど損切りが必要で、損切りしないとジワジワ株価が下がっていってしまう可能性があります。
- 売買の差益で収益を上げるものは損切りが必要
- 長期的に成長するものに投資する場合は損切り不要
となります。
個別株投資は数ヶ月〜数年単位で株価の上下動を狙っていく投資なので、損切りは必要不可欠になります。
【株式投資を始めたい方は以下から】
個別株投資は損切りが確実に必要になってくる。
タケ
損切りしないとジワジワ株価が下がって、かなりの損をしてしまう可能性があるよ!
もう一人のタケ
FX
FXも損切りが必要になります。
世界経済全てに影響されるので、FXの損切りはかなり難しいですが、損切りをしっかり行わないと株式投資の比じゃないぐらい損をしてしまう可能性があります。
かなり上級者向けなので、しっかり勉強してから挑戦することをオススメします。
FXは少し怖い投資ではある。損切り必須。
タケ
私はトラリピをやっているけど、損切りしなくてもいい設定にしているよ!
もう一人のタケ
まとめ:長期投資は損切りしない?固定概念で捉われない!
長期投資だから損切りしないとか、そのような一般論だけで判断していると目の前に起こったことに対処できません。
- 自分がどんな投資をやっているのか?
- 自分がやっている投資は損切りが必要なのか?
- どんな状態になったら損切りしなきゃいけないのかは常に想定しておく
これらをしっかり押さえた上で投資していきましょう。
初心者の方は損切りしない投資の方が難易度が低いですよ。