長期投資を危険なものに激変させてしまう恐ろしい考え方とは?

長期投資は初心者向けだから簡単なんでしょ?ガンガンやっちゃおう!!
タケ
コラ!初心者向けの方法だけど、危険なものに一変するんだよ。気をつけなさい!!
もう一人のタケ
長期投資は危険なものに一変する可能性があるということ知っておかないと、とんでもないことになるかもしれません・・・
長期投資は簡単で、長期間ほったらかしで投資するだけで運用益が出るという安易な考えでいると思わぬリスクに巻き込まれてしまう可能性があります。
- 長期投資を危険なものにしてしまう考え方とは?
- どこに気を付ければ大丈夫なのか?
この2つを中心に記事をまとめましたので、参考にしていただけると嬉しいです。
目次
長期投資は気をつけないと初心者向け→危険に一変する

基本的に優しい人が怒るととんでもなく怖くなってしまうように、長期投資は初心者向けから危険なものに激変します。
穏やかな海がいきなり嵐になってしまうようなイメージで、一気に事態が変わっていってしまうのです。
長期投資は初心者向けだと言われることは多いです。
それに間違いはありません。
ただ、考え方次第ではかなり危険なものになってしまうということを重々理解しておく必要があります。
長期投資は気をつけないと危険なものに様変わり。
タケ
温厚な人のブチ切れ案件を凌駕する怖さなのだ!
もう一人のタケ
長期投資の危険な考え方:だんだん資産が増えていくものだと考える

長期投資の危険な考え方として、だんだん資産が増えていくものだと考えてしまうことが挙げられます。
よく長期投資では「100万円の投資資金が10年後に150万円になるぐらいは十分狙えます」という表現が使われたりします。
もちろんこのことは間違いではありません。
ただ、上の言葉を以下のように考えると大問題です。
- 10年間で50万円増えるから、1年間で5万円ずつ増える!毎年旅行だ!
- コツコツ増えていくから、投資用口座を見るのが楽しみだなぁ!!
これは超危険な考え方です。
長期投資は資産が順調に増えていくわけではなく、ジェットコースター的要素を含んでいるからです。
資産は順調に増えていくわけではないよ。
タケ
順調どころかジェットコースター波に乱高下する。結構スリル満点。
もう一人のタケ
1ヶ月でこれだけ変わるよ!
2020年2月末と2020年3月下旬の長期投資の実績を比較してみました。
【2020年2月】

【2020年3月】

なんということでしょう笑。
昔やってた劇的ビフォーアフターというリフォーム番組でもびっくりなこのビフォーアフター。
たった、1ヶ月ぐらいでプラスがマイナスに転落。
これが長期投資の真実です。
コツコツ増えていくものではなく、乱高下を繰り返しながら最終的には上昇していくのが長期投資です。
長期投資は安定と思っている人が多いようだけど、実は気性が荒いのだ。
タケ
大人しそうだけど大人しくない。しっかり扱おう長期投資。
もう一人のタケ
損失の1年間は思ったよりも長い
マイナスのまま1年経過するのは意外と長いです。
10年運用すればプラスになると分かっていても、1年間ずっとマイナスが続く状況は案外耐えられません。
これは実際に経験しないとわからないんですが、マイナスが続くとだんだん不安になってくる人もたくさんいます。
損失の1年間は思ったよりも長いんです。
損失の1年間は思ったよりも長いので要注意。
タケ
それにひたすら耐えていくことが必要になるよ。
もう一人のタケ
3年〜5年ほど損失の可能性もあり
3年〜5年ほどの損失の可能性もあり得ます。
損失が数年続くことだってあり得るので、そこはしっかり押さえておく必要があります。
長期投資なので、10年・20年のスパンで投資を見ていきましょう!
長期投資は文字通り長期で見れるかどうかがかなり重要になってるよ!
タケ
それができないとかなりしんどい。短期で見ると大きな下落の波に飲まれるかもしれない。
もう一人のタケ
長期投資の危険な考え方:いつでもお金を引き出せると考える

長期投資はいつでも投資資金を引き出すことはできません。
厳密に言えば、「いつでも引き出せるけど、とんでもなくマイナスになることもあるよ」ということです。
なので、無理のある投資はいけません。
- 投資資金は投資資金として考える
- お金の引き出しは貯金から行う
- 投資資金から引き出しを行おうと考えてはいけない
この3つのポイントを大事にする必要があります。
長期投資は長期間投資をするためのものだから、引き出ししない。
タケ
投資資金を引き出さないといけないような状態になったら、損失の可能性大。
もう一人のタケ
長期投資の危険な考え方:常に資産を気にする

常に資産を気にするのも長期投資ではかなり危険な考え方です。
例えば、私の先ほどのつみたてNISAの例ですが、毎日口座を見てしまうと毎日どんどん損失が大きくなっていくのを目にすることになります。
これで冷静な判断ができるでしょうか?
長期投資の場合は証券口座の残高あまり見過ぎない方がいいとも言われています。
- 毎日資産の増減を見ると冷静ではいられなくなる
- 運用成績がいい人は投資しているのを忘れている人とも言われている
投資しているのを忘れるぐらいの方がいい運用ができていると言われるぐらい放置しておくことは大事です。
長期投資の危険な考え方は常に資産を気にすること。
タケ
案外やってしまいがちだから、気をつけた方がいいよ。見過ぎないのが大事。
もう一人のタケ
長期投資の危険な考え方:調子に乗ってしまう

長期投資の運用実績がいい時に調子に乗ってしまうのも失敗の原因になります。
2019年の相場はかなり順調で、だんだん資産が増えていった印象がありますが、このような時に調子に乗らないことが大事。
【調子に乗ってしまう例】
- 毎月積み立てしてるだけで、どんどん資産増えていくやん!ヤッホー!
- ガンガン投資額増やしたら、もっと金増えんじゃん!ラッキー!!
こんな感じで投資額を増やしていったら、暴落に巻き込まれたなんてことはあり得ることです。
実際に2019年〜2020年にかけてはこのようなことが起こりました。
2019年まではかなり順調にきていた。。。そこから2020年は一変・・・
タケ
危険な考え方で調子に乗った結果、下落が待っているなんてことも・・・
もう一人のタケ
長期投資は一定額をできるだけ放置して運用する
長期投資は一定額を淡々と積み立てるのが基本的な投資手法です。
なので、一気に資産を投入したり、積立額を極端に減らしたりするのはあまり得策ではありません。
- 月に1回淡々と積み立てていく(毎日積立でもいい)
- 積立金額を大きく上下させない
この2つのポイントを大事にして、長期的に投資していきましょう。
「収入が増えて運用額を上げたい」なんていう場合は少しずつ上げていくのがベストです。
投資額を一気に上げたり下げたりしないのがポイント。
タケ
大幅な上下動はダメ。淡々と投資するのが基本的なやり方だよ。
もう一人のタケ
まとめ:長期投資を危険なものに一変させる考え方

長期投資を危険なものに一変させる考え方は
【長期投資を危険なものに変える考え方】
- だんだん資産が増えていくものだと考える
- いつでもお金を引き出せると考える
- 常に資産を気にする
- 調子に乗ってしまう
このような考え方に陥ってしまうと長期投資が一気に危険なものになってしまいます。
薬に書いてある「用法・用量を正しく守ってご使用ください」という言葉を長期投資にも当てはめて考えたいものですね!
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