iDeCoは若い人にとってデメリットしかない?その理由を解説!

iDeCoは若い人にとって、実はデメリットしかない!?
タケ
20代・30代の人にとってのiDeCoはどんなものなのか解説するよ!
もう一人のタケ
運用益非課税の所得控除による節税効果から、メリットが強調されるiDeCo。
そんなiDeCoにもデメリットがあるのはみなさんご存知でしょうか?
もちろんメリットはかなり大きいわけですが、デメリットの部分もしっかり知っておかないと思っていた運用と違う結果になってしまうかもしれません。
- iDeCoのデメリットは一体何?
- 将来のために若い人が知っておきたい考え方は?
このあたりをこの記事ではまとめました。
目次
iDeCoは若い人にとってデメリットになり得る理由
iDeCoは若い人にとって、デメリットになり得る理由は
- 資金拘束
- 人生の激変に対応できない
- その他の投資を経験しずらくなる
この3つが挙げられます。
資金拘束
iDeCoは一度積立を始めたら、60歳まで引き出すことができません。
なので、60歳までに起こるリスクに弱いのがiDeCo最大のデメリット。
- 会社の事情で、収入が激減してしまった
- リストラされてしまった
- 子どもの大学進学が重なって、支出が一気に増えた
このようなケースで、欲しい時にお金を引き出すことができません。
お金を自由に引き出せないことを「資金拘束」といい、その資金拘束が60歳までと長期にわたってあるのがiDeCoのデメリットです。
資金拘束があるのがiDeCo最大のデメリット。
タケ
途中で止められたらいいけど、それができないのは注意。
もう一人のタケ
人生の激変に対応できない
人生は何が起こるかわかりません。
最近は1つの会社で定年退職まで働く人が減ってきていて、転職や退職なんてことは普通にあり得ます。
- 転職してキャリアアップを目指したい
- フリーランスになってみたい
- 双子が生まれた
このような人生の激変があった場合にiDeCoでは対応できません。
iDeCoは60歳以上のリスクに備えるものだと押さえておこう。
タケ
60歳までのリスクに備えることも絶対にやっておかないといけないよ。
もう一人のタケ
他の投資を経験できない
iDeCoをやりながら、他の投資を経験することもできますが、金銭面でやや不安です。
- iDeCoに積み立ててるから、他の投資はいいやと考えてしまう
- iDeCoへの積立額がネックとなって、他の投資に入れられる金額が減ってしまう
60歳までの資産を増やすこともかなり大事ですが、iDeCoへの積立の影響で他の投資を経験できないとなるとそれも痛手。
資産運用の選択肢を増やしにくくするのも、iDeCoのデメリットです。
iDeCoへの積み立てがネックになって、他の投資が経験しにくくなるよ。
タケ
経験値が少なくなってしまう可能性があるのがiDeCoの欠点。iDeCoに積み立てた上に他の投資経験も積める余裕があるといいね。
もう一人のタケ
iDeCoは若い人にとってメリットを享受できない
iDeCoのメリットとしては
- 運用益非課税
- 掛け金が所得控除になる(節税)
この2つが大きなメリットになりますが、若い人だとそれほど大きなメリットを享受できない可能性があります。
運用益非課税はつみたてNISAでも可能
iDeCoは運用益非課税で、iDeCo運用で得た利益に税金がかかることがありません。
それは大きなメリットですが、運用益非課税はつみたてNISAでも可能です。
- つみたてNISAは資金拘束がない(長期投資が基本だが、いつでも売却可能)
- つみたてNISA控除はないが、60歳までのリスクを考えるなら、iDeCoよりつみたてNISAの方が向いている
iDeCoのメリットとして、節税効果が挙げられますが、その効果も若い人の場合限定的になるケースが多いです。
iDeCoへの掛け金がかなり大きい若い人は節税メリットがある。
タケ
だけど、若い人でiDeCoをガンガン積み立てられるほど余裕がある人はいるのだろうか?積立額が低くなる傾向があるよ。
もう一人のタケ
控除による節税メリットは限定的
iDeCoのメリットは節税がありますが、若い人の収入などから考えると節税メリットは限定的です。
確かに税金自体は減りますが、それを考えるのであれば、他の投資を勉強したりして、資産を拡大する方法をたくさん知っていった方が将来に役立つのではないかと考えます。
- iDeCoを積み立てると節税メリットがある
- ただ、資金拘束がある
- 他の投資を経験しづらくなり、60歳までのリスクに対応できない
- 60歳までのリスクに備えるために、いろんな投資を知ることは大事
今後は給料だけで生活していくのが苦しくなっていくことが予想されます。
給料減に対処するためには投資の知識が役に立つので、まずは10年スパンで資産を増やしていくための知識は必要です。
iDeCoをやるより10年スパンぐらいで資産を増やしていくことが重要。
タケ
iDeCoは知っておきたい制度だけど、今すぐ活用するべきかと言われると微妙。
もう一人のタケ
私はiDeCoをやってません(将来的にはやります)
2019年で30歳になりましたが、iDeCoを運用してません。
その理由としては資金拘束が大きいです
- 資産を拡大させる方法をいろいろと知っておきたい
- iDeCoは最終的にはやるが、若い時からやる必要はないと考えている
今いろんな投資をやっているのも、自分に最適な運用スタイルを見つけるため。
資産拡大の方法はたくさんあるので、まだiDeCoを活用する必要はないと思っています。
ただ、最終的にはiDeCoを活用するつもりで、40代に入るあたりで検討する予定です(大金持ちになった場合は早めに始めます笑)
iDeCoは運用スタイルを活用してから、最終的に活用していく予定。
タケ
まずは今後10年ぐらいで資産を拡大していきたい。それができればかなりいいね!
もう一人のタケ
若い人がiDeCo以外に知っておきたい投資
若い人がiDeCo以外で知っておきたい投資をまとめました。
iDeCoは老後のための運用ですが、ここで紹介するのは今から10年後に向けての資産運用です。
老後対策はiDeCo、そこまでは以下の投資を活用して、対応してみてください。
つみたてNISA
つみたてNISAは知っておきたい運用益非課税枠がある投資です。
- 運用益非課税枠がある
- 国が選定した投資信託に投資ができる
投資信託に投資する時に、つみたてNISAを活用すると年間40万円まで運用益が非課税になるのでお得です。
つみたてNISAの特徴としては
- 10年以上の長期投資の方が効果は高くなる
- 毎月積み立てることが基本的な運用
- 基本的に一定額を積み立てていく
- いつでも売却可能なので、困った時にお金に変えられる
毎月積み立てていくことが基本的な運用スタイルで、積立額はあまり変えない方が効果的。
運用額を上げたいときや下げたい時も、一気に積立額を変えるのではなく、徐々に変えていくのが理想です。
つみたてNISAに関してはSBI証券と楽天証券がオススメでどちらも構いませんが、楽天サービスと連携している楽天証券の方が将来的に使いやすいかなと思います。
つみたてNISAに関しては参考記事もありますので、そちらも参考にしてみてください↓↓
【つみたてNISAの始め方は以下の記事から】
つみたてNISAは10年後・15年後の資金作り。
タケ
運用益非課税システムや国が選んだ投資信託しかないから、ダメ商品を掴む可能性が少ない。関連記事には投資信託の選び方もあるよ。
もう一人のタケ
少額投資
つみたてNISAの場合は毎月積み立てていくことが重要になります。
ただ、「まだ毎月積み立てていくのは怖い」と思っている人も中にはいると思いますし、実際毎月支出がある状態は慣れないものです(すぐに慣れますが)
そんな時には1万円以内ででできる投資を知っておくと運用の経験値を増やしていくことができます。
1万円以内でできる投資は
- 【少額投資】funds:1円から投資できる
- クラウドバンク:1万円から投資できる
私タケの最初の投資はクラウドバンクへの1万円投資でした。
少額投資は運用益期待というより、投資経験をとりあえず積むという要素が強く、損をしたとしても損失は微々たる額で済みます(最高で1万円の損)
少額投資に関しても参考記事がありますので、参考にして頂けたら嬉しいです↓↓
1万円で始められる少額投資は投資の勉強に役立つ。
タケ
実践するのが一番の勉強であり、経験になるよ。私も最初は1万円の投資(今は250万円ぐらい)
もう一人のタケ
まとめ:iDeCoは若い人にはデメリット?知っておきたい投資の知識
iDeCoはメリットもありますが、デメリットもあることを知っておくと将来に役立ちます。
- 60歳まで資金拘束される
- 60歳までのリスクに対応できない
これが大きなデメリットで、私はまだiDeCoを活用していません。
60歳までの資産を考えるなら、iDeCoじゃない方がよく、今は少額でできる投資もあります。
【少額でできる投資】
- 【少額投資】funds:1円から投資できる
- クラウドバンク:1万円から投資できる
- つみたてNISA:楽天証券でつみたてNISAを始める方法
老後のリスクだけでなく、60歳までのリスクも考慮した上で運用していきましょう!