クラウドクレジットのデフォルト(貸し倒れ)状況は?投資前に知りたい案件の見方!

クラウドクレジットのデフォルトはどれくらい起こっているの?
ソーシャルレンディングで一番大きなリスクはデフォルトですが、今回はクラウドクレジットのデフォルト(貸し倒れ)についてまとめました。
- クラウドクレジットの運用実績は一体どうなの?
- リスクは一体どれくらい?
- 貸し倒れ・遅延(延滞)はあるの?
こういった疑問を感じている方は参考にして頂けると嬉しいです。
クラウドクレジットでの投資のリスクはどれくらいあるのか?
タケ
これまでのファンド運用実績込みでまとめるよ!
もう一人のタケ
目次
クラウドクレジットの貸し倒れ状況
クラウドクレジットでは「お客様全体の損益統計」が発表されています。

全体の利回りの平均値は4.67%(2019年10月現在)となっていて、償還実績としてはプラスになっています。
ただ、上の図を見ていただけるとわかるように、元本割れになっているケースも存在するので。リスクはゼロではありません。
- 元本割れはある
- 基本的には10%以内の元本割れがほとんど
- 全体としてはプラス運用が多い
これらがクラウドクレジットの特徴です。
元本割れになるケースもあるけど、確率的にはプラス運用の可能性が高い。
タケ
元本割れをある程度想定して、運用していくことが大事になるよ。
もう一人のタケ
利回りが大きい分、貸し倒れはある
クラウドクレジットは利回りが大きく、ファンドは海外のものになっています。
なので、リスクも高めです。
- モンゴル
- カメルーン
- インドネシア
など新興国に対しての投資が中心なので、どうしてもリスクが大きくなりますが、その分リターンも大きめです。
クラウドクレジットはソーシャルレンディング事業者の中でも利回り重視だと言え、その分リスク低減への対処も必要な業者だと言えます。
利回り重視のクラウドクレジット。新興国投資なので、リスク管理が重要になってくるよ。
タケ
リスク管理の方法をしっかり知っておくことが全て。その方法もこの記事では触れていくよ。
もう一人のタケ
クラウドクレジットの貸し倒れに対する考え方

ソーシャルレンディング事業者によって、貸し倒れに対する考え方は異なってきます。
- 貸し倒れは起こるものとして考えている業者
- 貸し倒れ自体を最小限にするために、リスクを低くとる業者
このどちらも存在します。
クラウドクレジットの場合、貸し倒れは起こるものとして考えていて、その中でリスクをコントロールしていくことが大切です。
リスクコントロールのためには分散投資
クラウドクレジットやソーシャルレンディングに限らずですが、分散投資をしっかり行っていくことがまずは大切になってきます。
分散投資というのは文字通り投資先を分散することで、リスクの最小化のための方法です。
なぜ分散投資がリスク軽減になるかと言うと、投資先が1つだと貸し倒れた際に資金がゼロになるからです。
- 100万円を1つのファンドに全額投資
- そのファンドが貸し倒れ
- 資金消失
という流れになってしまいます。
分散投資をしっかりしていれば、貸し倒れが1つ起こってしまったとしても、資金が全て無くなることはありません。
1つ貸し倒れが起こったとしても、それで大きな損失を起こさないことが重要。
タケ
1つのファンドへの投資金額をを小分けにして、一度の貸し倒れで失う金額を小さくしよう!
もう一人のタケ
投資先は30以上が理想
クラウドクレジットでは分散投資の基準を30としています。
言われていますが、最初からそんなことはできません。
なので、徐々に分散していけば問題ないです。
- 30案件に分散することを想定する
- 最初は1万円の運用でOK
- 1つのファンドに偏った投資をしないようにする
一番やってはいけないないかとがいきなり大きなお金を動かすこと。
毎月1万円ずつでも、やがて30個の分散が完成します。
貸し倒れが起こったときに慌てない金額を投資することが大切なので、分散投資をしっかり行って、リスク管理を行いましょう。
リスクコントロールの第一歩は分散投資。
タケ
これはどの投資にも通用する考え方。しっかり押さえておこう!
もう一人のタケ
クラウドクレジットのリスクが高いと感じる人は1円からの投資fundsも登場

2019年に運用が開始された1円からできるfundsも注目です。
クラウドクレジットの比べて、利回りは低くなってしまいますが、少額で運用できる点とこれまでの運用実績が安定しています。
投資先 | 特徴 |
クラウドクレジット | ・1万円から投資可能 ・新興国投資なのでリスクはあるが、10%以上の高いリターン案件もある ・運用期間は1年前後の案件が多い |
【少額投資】funds | ・1円から投資できる ・運用実績は安定している ・運用期間は1年前後の案件が多い |
利回りを追求するならクラウドクレジットで、安定感や投資を少額で始めたい場合はfundsです。
利回りか少額で経験できる利点の重視するのかを判断して、投資先を決めてくださいね!
少額で始めたい場合はfundsもある。どちらがいいかを判断してみてね!
タケ
勉強がてら1000円で投資したいなんていう場合にはオススメなのがfunds。利回り目当てなら、クラウドクレジットがオススメ。
もう一人のタケ
貸し倒れ込みで考えるか避ける方向で考えるか?
投資のリスクが絶対的にゼロなんてことはあり得ません。
リスクの大小こそあれ、リスクは必ず存在します。そのリスクをどう考えるかが投資においては重要です。
ソーシャルレンディングの場合は
- 償還の遅延や延滞・貸し倒れが起こるものとして、リスクマネージメントする
- 貸し倒れを避けるような案件(ファンド)を選んで投資していく
この2つの考え方があります。
そして、投資する業者を選ぶ方法としては
- リスク面を大きく取ってリターンも取りたい場合は①の考え方を採用。クラウドクレジット向け
- リスク面をあまり取らずに、リスク回避を中心に考えていく場合は②の考え方を採用→funds向け
となっています。
投資のスタイルによって、投資する事業者が変わってくるよ。
タケ
自分が何を重要視しているのか見直して、口座開設する事業者を決めよう!ちなみに、私はここにある全部の事業者で口座解説しています。
もう一人のタケ
クラウドクレジットの運用実績
クラウドクレジット2019年運用の結果が出ました。

2018年11月に10万円投資したものが2020年1月に償還されています。
10万円→10万7466円となっていて、利回りは約7%です。
他の投資と比べてもかなり利回りが高い運用となっていて、投資金額こそそれほど多くないものの高利回りで運用することができました。
【クラウドクレジット口座開設は以下から】
2019年の運用実績はかなりよかった。
タケ
また、しばらくの間は投資先探しで、償還されるのは1年以上後になる。じっくり投資していくよ!
もう一人のタケ
まとめ:クラウドクレジットの貸し倒れ状況は?

クラウドクレジットの元本割れ件数の割合は10%を超えるぐらいなっていて、リスク的にはやや大きいソーシャルレンディング事業者です。
ただ、その分リターンが大きいファンドがかなり多くあるので、多少リスクを取って投資したい方向けだと言えます。
【リスクとリターンと投資先の関係】
- リスク大・リターン大:【クラウドクレジット】
- リスクを少し抑えた運用:【少額投資】funds
投資である以上、リスクがゼロなんてことは絶対にありません。自身の投資方針に合った事業者を選んで、有意義な投資をしましょう!
【参考記事】